らくがきちょう

つぶやきいじょうにっきみまん

アリー スター誕生

すっごく今更ですが、飯田橋ギンレイホールにて、アリーを観てきました。*1

 

アリー/スター誕生

あらすじ
ジャクソン・メインはカントリー歌手として名を馳せていたが、ドラッグと酒に溺れる生活を送っていた。そんなジャクソンを公私共に支えていたのが、兄のボビーであった。
カリフォルニア州でのコンサートの後、ジャクソンはドラァグ・バーに立ち寄った。しばらくしてパフォーマンスが始まったが、ジャクソンはその歌に大きく心を揺さぶられることになった。歌っていたのはバーのウェイトレス、アリーであった。彼女の才能に感服したジャクソンは、アリーを次のコンサートで起用することにした。その話を持ちかけられたアリーは断ろうとしたが、ジャクソンの熱意に根負けして出演することになった。
コンサート当日、ジャクソンとアリーのデュエットは観客から喝采を浴びた。その反応を見たジャクソンはアリーを自身のツアーに同伴させることにした。そうしているうちに、2人の間には恋愛感情が芽生えることとなった。2人は一線を越えようとしたが、ジャクソンが行為の前に泥酔してしまった。その後、2人はジャクソンが生まれ育った牧場を訪れたが、その土地はすでにボビーの手によって売却されていた。背信行為に怒り狂ったジャクソンは直ちにボビーを解雇した。
やがて、アリーはメジャーデビューの機会を掴み、カントリー歌手からポップ歌手へと転身して瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていった。ジャクソンはアリーの転身を快く思っておらず、ストレスからますます酒浸りになっていった。アリーのマネジャー、レズはジャクソンの存在がアリーのキャリアの邪魔になっていると考え、その事実をジャクソンに突き付けたが、それが悲劇的な結末をもたらすことになった 

 

ありがちーな映画ではあったんだけど、すごく音楽が素敵でした。

ずっと音楽が楽しくて、サントラが欲しい!!!と切に思いながら見ていました。

前半は音楽と2人で楽しそうに音楽を作り出し、苦しいことは何一つなくて、一緒にいられればそれで幸せで楽しくて、そんな雰囲気がずっと漂っていました。

キラキラとしていて、一緒にいるとそれだけで楽しい、幸せ。無敵感がずっとしていて、2人でいればどこまでも登っていけるそんな雰囲気でした。

だからこそ、後半が苦しい。

だから、後半が利いてくる。

以下、ネタバレありです。

 

アリーは素晴らしい才能の持ち主で、見初められ、プロデューサーのもとデビューします。

前半はアリーだったけれど後半はアリー以上ガガ未満みたいな雰囲気がありました。

そしてそれと比較をしてしまうジャック。

大体こういう映画って、アリーがキラキラした世界に飛び込んで他に好きな人が出来たり、ジャックに愛想を尽かしたりするのですが、アリーはジャックを愛したまま。

寄り添って、一緒にいる道を選びますが、それはそれでジャックを苦しめることになる。

ジャックは堕ちていき、施設に入ることになりますが、退院も決まります。

会いに行ったアリーが気遣ったつもりで言った「家に帰るの?」という一言がすごくジャックを傷つける。

アリーはジャックが自分といると苦しむこともわかってる。だけど一緒にいたいけれどそれが苦しいのなら少し距離をとることも大事、そんな意味で言ったんだと思うんだけどね。

んで、プロデューサーが余計です。

ジャックは悲しい道を選んでしまいます。その伏線はずっとあった。

最後のコンサートのシーン。アリーがすごく美しかったです。

最後のコンサートで、メンフィスでもらった弦の指輪をしていたらよかったのに、と思うのは日本的な感覚なのかな。

アリーはちょうどボヘミアン・ラプソディと同じ頃の公開で観るのを逃していたけれど、アンコールバージョンを映画館の音響で聞けたのは幸せでした。

今年で好きな映画ベスト10に入りそうなくらい好きだった。音楽がかな。

翌日も観に行ってしまいました。年パスバンザイ。

*1:年パスユーザーです。